「放課後ていぼう日誌」は、2020年4月より放送が開始され、7月から改めて放送が再開された小坂泰之原作のTVアニメ。
海沿いの田舎町を舞台に女子高生達のゆったりとした釣りライフを描いた作品です。そんな作品を彩る海野高校「ていぼう部」の部員達を紹介します。
放課後ていぼう日誌の登場人物・キャラクターの一覧を解説
鶴木陽渚(CV.高尾奏音)
流されやすい小心者?
都会から引っ越してきた本作の主人公。明るい髪色のボブショートで丸い瞳をしている。
入学式前のある日、堤防にへたり込んだ人影を熱中症と勘違いして声をかけたが、それは釣りをしていたていぼう部部長の黒岩だった。その後黒岩の半ば強引な取引によってていぼう部入りを果たした。その後一度は退部を申し出たが、黒岩をはじめ部員たちのすすめに流されるままに挑んだ初めてのアジゴ釣りで、釣りの魅力に惹かれ始める。
運動も勉強も苦手だが、当初は手芸部に入部しようと思っていたなど手先は器用であり、釣り糸の絡まったリールを瞬時に解き直せるほどである。
かわいいものが好きであるが、反面生き物全般がかなりの苦手で、虫や魚に触ることはもちろん、捌いた魚の内臓や姿煮を見て気を失ってしまうほどだった。(その場で硬直するというこれまた器用な気絶の仕方をする。)
内気で流されやすい性格ではあるが、ていぼう部での活動や部員との交流によって、次第に苦手な魚にも触れるようになるなど、前向きに釣りライフを楽しんでいる。
帆高夏海(CV:川井田夏海)
元気はつらつムードメーカー
陽渚と同じ海野高校の一年生。黒髪のセミショートでおでこに猫のヘアゴムで結んで「でこしっぽ」を作っている。小柄で日に焼けていて、八重歯や釣り目がちな表情や仕草、履いているパンツの柄などどこか猫っぽい。
小学生の頃にこの地を訪れた陽渚と遊んでいた経験のある幼馴染であり、入学式の後に再会した。体を動かすことが好きな明るい性格で、ていぼう部では黒岩をユウ姉と呼んで慕っている。おとなしめな部員が多いていぼう部にあって、元気なムードメーカーを担っている。
(イメージに反して)勉強はかなり出来る方で、成績は学年1桁台である。普段はコンタクトレンズを着けていて、家では眼鏡をかけている。
ちなみに、声を担当する声優の川井田夏海さんとは奇しくも同名である。
黒岩悠希(CV:篠原侑)
掴み所のないていぼう部の長
海野高校3年生でていぼう部の部長。大きめの麦わら帽子を被っていて赤毛色の髪を後ろでおさげに束ねている。大人びた風貌で切れ長の三白眼をしている。
流暢な熊本弁を話し、飄々とした掴み所のない性格をしていて、常に動じず落ち着き払っている。首にタオルを巻いて一日堤防や海辺で釣りをして過ごしたり、気だるげに裸足になって部室のソファーに寝っ転がるなどの仕草はむしろおっさんの貫禄である。かなりしたたかで、苦手な蛸に絡まれた陽渚を助ける見返りにていぼう部への入部を強要したり、部の伝統と偽って後輩にリールの手入れを任せるなど計算高い一面もある。悪だくみをしている時は狐のようなイメージになる。
しかし、釣った魚には自らがトドメを刺すことが釣った者の責任であると陽渚に諭したり、部長として後輩への面倒見の良い一面も見せている。
大野真(CV:明坂聡美)
万能大型部員
海野高校の2年生で生徒会役員。黒髪ロングヘアーに長身でスタイルが良いが本人は気にしている。眼鏡をかけていて、レンズが常に白光りしているためその素顔はまだ見せてはいない。
物静かで大人しい性格をしているが、釣りの話をし始めると饒舌になって止まらなくなることもある。家が魚屋で料理の腕前も高く、ていぼう部の活動でも釣った魚をその場で捌いて調理している。
釣りの時には野球帽を被って髪をポニーテールにまとめており、海辺で釣りをする際には必ずライフジャケットを着けることを心掛けている。
実は小学生の時に釣りに夢中になり過ぎて海に落ちたことがあり、それ以来のカナヅチである。
小谷さやか(CV:小清水亜美)
この部にしてこの顧問あり…
海野高校の養護教諭でていぼう部の顧問。黒髪に泣きぼくろで一見すると大人しく優しそうな雰囲気の美人教師である。
その実態は根っからのビール好きで、部員が釣った魚をタダで酒の肴にするために顧問になったと公言している。酒が入ると大人しい雰囲気から一変し、目を見開いて部員に絡み酒をしながら大野の作ったつまみを食い尽くし豪快にゲップをしてその場で寝始める。美人も台無しである。
5人乗りの車を運転したり、ライフセーバーの資格を有していたり、新しいライフジャケットを取り寄せたりするなど、顧問としての務めはきちんと果たしている。
まとめ
個性豊かな部員達が繰り広げるゆったり系釣りライフアニメ、「放課後ていぼう日誌」。一日海辺でのんびりと釣りをするような、落ち着いた気分で視聴できる作品です。
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