2020年夏の新作アニメとして放送および配信開始中の「ド級編隊エグゼロス」も第7話で初登場したトーキョー支部メンバーの叢雨紫子のキャラクター性や強さ、そして今後の展開について考察してみたいと思います。
叢雨紫子のキャラクター性を紹介
まずはトーキョー支部のエグゼロスとして活躍している叢雨紫子のキャラクター性から触れていきたいと思います。
見た目はコギャルでも子供には優しい一面も
トーキョー支部のエグゼロスである叢雨紫子はコギャル風の見た目であり、この時点でサイタマ支部の雲母や舞姫とは異なるタイプです。
さらに話し方においても、かなり気が強くことば使いも荒いため、かなり怖いイメージを持つ人も多いのかもしれませんが、子供には優しい一面も持っているのです。
第7話冒頭で朝の登校時間から悪企みする小学生2人組に対して始めは怖い態度で接するものの、彼らが謝ると同時に優しく変わります。
紫子「下着ばっか向いてないで少しは上向いて歩け、少年!」
小学生「女神って本当にいるんだね・・・」
紫子からのアドバイスによって、この小学生たちは少しだけ美味しい思いを出来たわけですが、紫子にとってこのようなやり取りはこれが初めてではなかったことが一緒に登校している若草萌萎の台詞から明かされます。
実は日頃から、こうして他人の”H(エ)ネルギー”を弄んでいたりもするのです。
しかし、このような行動の裏側には他人には決して知られたくないような秘密が隠されていたのです。
紫子によるエグゼロス加入への過程
廃電波塔内で烈人との勝負中に紫子の中学生時代の辛い過去も明かされます。
トーキョー第一総合病院で自分の特異体質による悩みを相談すると、診察してくれた女医からは全身が性感帯のような状態となってしまう“多感症”であると言われた上、現代の医療技術では治療が不可能とされています。
しかし、それはあくまでも医学のみに限った話でしかなく、この女医からは一つだけ解決法があることを知らされます。
それには紫子自身の協力が必要であることを諭しながら「エグゼロス」を差し出してきます。
実はこの女性もまた、トーキョー支部の一員であり、女医の服装をして”診察”と称しながら紫子をエグゼロスに加入させることが目的だったものの、彼女の多感症に対しての治療法もしっかりと考慮されていたのです。
このエグゼロスを紫子が日頃から装着すると同時に溜まった”H(エ)ネルギー”を外部に放出させることによって多感症の症状を軽減させられるというものです。
ただし、これには自分で感じる”H(エ)ネルギー”に対しては極めて鈍感になってしまう副作用もあります。
いきなり常識外れなことを聞かされた紫子も少し戸惑いますが、当時の彼女にとっては自分の多感症によって学校に行くこともマトモにできないどころか、他人に触れることへの恐怖心の方が大きかったのです。
紫子「たとえ身体が感じにくくなったとしても、心までは鈍感でいたくないから・・・」
悩むまでもなく返答した紫子に対して、女医の服装をしたトーキョー支部職員から「人類を救う大切なアルバイト」と言い渡されると同時にエグゼロスの一員としてキセイ蟲と闘い始めます。
そうして戦ってきたことにより、多感症の症状が治ったものの、現代ではその副作用による問題に悩まされていたのです。
叢雨紫子の強さと能力を分析
ここからは叢雨紫子の強さや能力、”H(エ)ネルギー”について分析していきたいと思います。
体術の強さは雲母たちをも上回る!?
この第7話では廃電波塔に篭って人類を陥れているゲンム蟲を退治するために潜入した雲母たちですが、敵の罠にアッサリとはめられて昏睡状態にされると同時に夢の世界から抜けられなくなってしまいます。
烈人だけはチャチャの機転によって夢から覚めるものの、この時点でマトモに戦えるのは彼しかおりません。
そのため、チャチャと一緒に敵の居場所へと急いで向かうものの、到着した時には先に来ていた紫子と萌萎の2人によってゲンム蟲が倒されていた後でした・・・。
ツメの甘さによって、このゲンム蟲が目覚めた後には不意打ちをされて追い詰められてしまうわけですが、サイタマ支部メンバーたちが眠っている間にゲンム蟲を気絶までさせてしまう程の強さは見逃せず、紫子もこれまでに雲母たちからは見えない所で戦い続けてきた実戦経験による賜物と言えるでしょう!
烈人をも圧倒してしまう膨大すぎる”H(エ)ネルギー”
初対面と同時にチャチャを奪い、烈人に対しても右脚による強烈な蹴り一発で烈人を床に倒れさせてしまいます!
烈人の方もまた紫子からの蹴りを手で受け止めたものの彼女は同じエグゼロス同士、決闘を挑んできます。
紫子「先に感じて”H(エ)ネルギー”をぶっかけた方が負けってことで」
勝負の内容は至ってシンプルであるものの紫子の右目から放たれる、あまりにも膨大すぎる量の”H(エ)ネルギー”に対して烈人も粘りますが、すぐに限界を迎えようとしてしまいます。
ここでは烈人でさえも抵抗できない状況にファンや視聴者でさえ圧倒されたかもしれませんが、これこそが多感症による特異体質とエグゼロスを装着してからの副作用を併せ持つ紫子の真骨頂であり、こうした勝負でこそ彼女の”H(エ)ネルギー”が最大限に発揮されるのではないでしょうか。
紫子の圧倒的な優勢により、このまま彼女の勝利と思われた瞬間、自分を取り押さえている萌萎から逃れたチャチャが烈人の肩に噛みついては彼の体内にフェロモンを注入し始めます。
それによって烈人が肉食状態(ビーストモード)に覚醒すると同時に、2人ともアッサリと敗北してしまうのでした・・・。
この時はチャチャによる機転があったからこそ、烈人の逆転勝利で決着がついたものの、それがなかったらこのまま紫子が圧勝したことでしょう。
もしも、この時に戦っていたメンバーが烈人でなく雲母や百花だったとしても1対1の勝負で紫子に勝利するのは、かなり至難の技と言えるでしょう。
叢雨紫子の今後の展開を考察
思いがけぬ勝負で幕を閉じた紫子と烈人の勝負ですが、最後はこの紫子の今後について紹介および考察していきます。
烈人を自分の”H(エ)フレ”にしようと動き出す
チャチャのフェロモンが注入されたことにより、肉食状態(ビーストモード)に覚醒した烈人に逆転負けしてしまった紫子は彼に対する見方が大きく変わります。
紫子「コイツなら、もしかしたら・・・昔みたいにオレを感じさせてくれるかも」
彼女はエグゼロスに加入してからはキセイ蟲と戦い続けながら自分と”H(エ)ネルギー”を共有し合える“H(エ)フレ”を探しておりました。
紫子「言っとくけど、まだ諦めたわけじゃねーからな!いつかぜってーオレのモノにしてやるから覚えとけ」
この時は雲母たちも夢から目覚めて、この場に到着しますが、紫子の方はそうした捨て台詞を残して萌萎と一緒に去っていきます。
烈人は彼女たちが今後もチャチャを狙い続けるものと解釈してましたが、これは烈人に対して放った台詞だったのです。
紫子にとって烈人こそが自分の”H(エ)フレ”としての最高のターゲットとなってしまいました。
雲母にとって最大のライバルになる可能性も高い
この紫子は捨て台詞のごとく、今後も烈人の前に現れ続けます。
しかし、これまでの勝負などでなく彼を自分の”H(エ)フレ”にするため、あくまでも友好的に接してくるようになります。
LINEのID交換から始まり、彼の学校にまで手作り弁当まで持ってきたりと尽くしてくれるものの・・・そんな彼女の行動を雲母が何も言わずに見逃すはずがありません。
雲母「烈人はウチのメンバーなんだから勧誘まがいのことはしないでくれる?」
紫子「悪ぃけど、オレはもう・・・コイツ(烈人)じゃないと“H(エ)ネルギー”感じないんだよ」
その後も、この2人による勝負の展開も待っているのです!
まとめ
今回はトーキョー支部のエグゼロスとして登場した叢雨紫子のキャラクター性や強さに迫ってみました。
- 雲母たちとは異なり、コギャル風な見た目だけど根本的には優しい性格。
- 彼女もまた辛い過去や事情によってエグゼロスに加入していた。
- 純粋な強さや”H(エ)ネルギー”は雲母たちを上回る!
- 今後は烈人を自分の”H(エ)フレ”にするため、彼に尽くしながら何度も登場する。
実は女子力もかなり高い叢雨紫子ですが、雲母の最大の恋のライバルに君臨してしまう可能性も高いですね!
コメント