A.I.C.O. Incarnationの最初に橘アイコと出会う事で物語が始まるには避けられない存在である神崎雄哉ですが、アニメやコミックの後半になるとだんだんと正体が分かってきます。そしてその正体はバースト事故で亡くなったと思われた由良俊英の複製人工生体だった。そして神崎雄哉はA.I.C.O. Incarnationで何をしたかったのかを語っていきたいと思います。
神崎雄哉とは
神崎雄哉のプロフィール
アイコの学校に夏休み前日に転校してきた男子中学生。入学の書類は偽造であり、高い人工生体関連の知識を持ち合わせ、マターに対する戦闘能力や対応力も高いなど謎が多い人物。アイコにバーストが起きた顛末を黒瀬と共に説明し、バーストを終わらせるためと協力を依頼。自身もプライマリーポイントへ向かうメンバーに加わる。
出典:「A.I.C.O. Incarnation」wiki
神崎雄哉は転校と同時に橘アイコに近づき、拉致してナイフで切りつけるという衝撃な展開を見せます。その行為は橘アイコ自身に偽物の体で、人工生体であることを知らせたかったという意図があるのですが、出会っていきなり攻撃されたらびっくりしますよね。確かに橘アイコの正体を知っているのだから、攻撃してもおかしくないのですが、A.I.C.O. Incarnationの世界をアニメから見るという人は心臓に悪いかと思うのでご注意ください。
性格は任務で動く兵隊のような感じで、常に橘アイコの状態を心配しています。ただ後半からは任務ではなく、アイコ自身の心配を心からするようになり、プライマリーポイントに着いてからは、本物のアイコと人工生体であるアイコの両方を救うと奮闘します。
神崎雄哉の声優さんは小林裕介さん
そしてこちらのステージでもお祝いしてもらえるなんて………サプライズには気づく奴だと思ってたんだけど今回はまんまとやられました。スタッフさんもキャストさんも見守ってくださっていた皆様もありがとうございました。僕は本当に幸せものです。#AICO #アイコ pic.twitter.com/Po8K7sNboc
— 小林裕介 (@yusuke032510) March 25, 2018
5歳から10歳までイギリスに住んでおり、帰国子女である[8]。しかし英語はあまり喋れない[8]。
高校生時代、自転車通学中にアニメのセリフを叫びながら走る癖があり、それを友人に話した所「声優になれば?」と返された事が声優を志望するきっかけになった。
出典:「小林裕介」wiki
何となくですが髪形が神崎雄哉に似ているような気がします。きっかけが自転車通学中にアニメのセリフを叫ぶから、声優を志望したというのは凄く珍しいです。今回の神崎雄哉を演じるにあたってミステリアスなキャラクターだったとご自身で発言されています。
アニメの最初の方から訳が分からない言葉をアイコに投げかけるので、確かに何か違う次元の人なのかなと感じてしまいますよね。
神崎雄哉の正体について
現実はいつも複雑。A.I.C.O. Incarnationのストーリーや設定もリアルに複雑。観れば観るほど新たな発見がある!つい何度も観てしまうけど誰か教えて。神崎雄哉がこのときもってるバッグの中身は何?#AICO #アイコ pic.twitter.com/GlQwXUuzbQ
— たろたん (@mayumitarotan) March 19, 2018
神崎雄哉は橘アイコがいる学校に男子中学生として転校するのですが、手続きに使用した書類は全て偽造されたものです。橘アイコに近づくために作られた書類と思われ、元は黒瀬進から橘アイコをプライマリーポイントに連れて行ってくれという指示を受けて潜入した感じになります。アニメでは自然と転校してくるので、いつものアニメのパターンで転校させて仲良くなるという感じだろうなぁと思ってい方多いと思うのですが、実は裏があったという事になります。
しかしそんな神崎雄哉にはさらに隠された謎があり、それは彼の不思議を全て解決してくれる内容となっています。そんな黒崎雄哉の正体を順を追って説明していきたいと思います。
神崎雄哉の正体は由良俊英の人工生体
いよいよ本詰めなのですが、では何故神崎雄哉はこれだけミステリアスな存在になったかというと、それはバーストで亡くなった由良俊英の複製人工生体だったからです。つまり、全く別人ではあるものの脳は由良俊英のものであるため、由良俊英だけが知っていることを話していたわけです。
そしてこの状態を裏付ける内容として高い人工生体関連の知識を持ち合わせ、マターに対する戦闘能力や対応力も高いなど謎が多い人物があります。今回のメインの機能にセル・アセンブラと呼ばれる人工生体に自立性を持たせたナノマシンで、細胞分裂や新陳代謝を実現するものがあります。由良俊英は性能をさらに上げたセル・アセンブラ2を開発しており、唯一の開発者となっています。つまり人工生体に対しての高い知識と、バースト現象により発生したマターに対しての対応方法を知っているわけです。
ただミステリアスな部分はあるのですが、まさか由良俊英の複製人工生体であることに気づいた方は少ないかと思います。しかしそう考えることで、ミステリアスな部分も全て解決します。
神崎雄哉が橘アイコに近づいたの理由
過去の失敗のお詫び?
橘アイコに近づいた神崎雄哉が由良俊英の複製人工生体であることは説明したのですが、橘アイコに近づいた理由として黒瀬進の指令だけではなく、他の理由があったと考えます。それはこれから説明していくことに繋がるのですが、神崎雄哉がA.I.C.O. Incarnationの世界で何をしたかったのかという点です。最終的に神崎雄哉は本物、偽物のアイコを二人とも助けてハッピーエンドとなっており、全てが上手く終わったと思った方、多いと思いますが、他にも理由があると考えます。
過去に本物のアイコを治療できなかったので何とかしたかった
橘アイコが現在のアニメの最初に出てくるまでには、人工生体になる前の過去があります。それは橘アイコが交通事故にあい、病院に運ばれた際、体の損傷が激しく、人工生体に一旦脳を移植したのは当時治療にあたった伊佐津恭介と由良俊英でした。そしてこの治療時に人工生体と脳が拒絶反応を起こしてバーストという事故を起こしたとなっています。そして、このバースト事故で由良俊英が亡くなっています。
ここで何故由良俊英だけが亡くなったのかという不思議さもありますが、実際には神崎雄哉として複製人工生体として生きていました。誰が由良俊英の脳を人工生体に移したかという謎も残されていますが、この経緯をたどって神崎雄哉という人物が生まれたのは確かです。
そしてここで考えられるのが、由良俊介は神崎雄哉となって、なんとか橘アイコを元の体に戻したかったのではと考えています。実際当時の治療は失敗に終わり、結果としてバーストという現象を起こして橘アイコは治療を受けられず、プライマリーポイントに残したままとなっていました。
神崎雄哉の目的や橘アイコの出会い
神崎雄哉にアイコがぶつかるシーンなのですが…。
普通は廊下を走っていてぶつかるシーンが多いのですが、今回はアイコは歩けないという事で電動車いすで神崎雄哉に体当たり。
新鮮な出会い方のように思えます。ただこれで二人ともけがをしていないのは、2人とも人工生体だからという理由があります。
そしてここからアイコは歩けるようになり、そして物語の始まりとなります。
運命の出会いにしは激しすぎ
神崎雄哉の転校は意図的だったものというのはアニメの中でも語られています。それは自分の身分を偽造して学校に潜入しているからです。もともとの指示は黒瀬進からおりているのですが、アニメでは神崎雄哉が橘アイコを拉致して、ダガーで攻撃をすることで、アイコ自身が人工生体であることを知らせます。
ただ気になるのは橘アイコを治療したのは由良俊英と伊佐津恭介だったことです。そして神崎雄哉はバーストで亡くなったとされている由良俊英の人工生体。つまり、神崎雄哉は自分の生で橘アイコをバースト事故に巻き込んでしまったことに責任を感じて、彼女と出会いプライマリーポイントに一緒に行ったのではと考えています。
物語の流れからすると神崎雄哉が橘アイコを好きになって、助けてあげたいという想いがあったのではと考えられますが、実際は橘アイコが交通事故にあって、治療が始まった時から運命が動き出していたので葉と考えています。
神崎雄哉の想い
神崎雄哉は橘アイコをプライマリーポイントまで導いて、本物のアイコに脳を移植して、バースト現象を鎮めることが目的だったのですが、そのことにより人工生体であるアイコの方が消滅するとなるとどうしても実行できない自分がいることに気づきます。アニメにすると11話になるのですが、いつの間にか人工生体であるアイコの事を好きになっていたんだと思います。
しかし最後は人工生体のアイコから脳を本物のアイコの脳に移し替えるという対応をするのですがここで二人のアイコが生存して、神崎雄哉自身も満足だったと思います。
最終話で神崎雄哉は人工生体の橘アイコと歩むことを誓う
結果としてプライマリーポイントで無事手術を終えて、本物のアイコは全てを取り戻したわけですが、問題は人工生体であるもう一人の橘アイコと神崎雄哉になります。そのままだと日常生活に溶け込むことが出来ず、人間の世界からは離れて暮らす必要があります。しかし、神崎雄哉は人工生体でも暮らせる世界を作ると言ったことが凄く感動しました。
神崎雄哉は由良俊英として橘アイコを救いたかった
A.I.C.O. IncarnationのIncarnationの意味は肉体をあたえること、人間化といった意味が主ですが、そのまま訳するとアイコを人間化もしくは肉体を与えるという意味になります。
つまり、タイトルからしてアイコを本物の人間にするという意味が含まれています。そして人間の肉体に戻すにはその内容知っている人が必要なのですが、その役割を神崎雄哉がになっているのではと思われます。
タイトルに含まれた意味、そして神崎雄哉は由良俊英の複製人工生体だったことを考えると神崎雄哉は由良俊英として橘アイコを救いたかったのではと考えています。
まとめ
今回神崎雄哉の正体とA.I.C.O. Incarnationの世界で何をしたかったのかを私なりに考えました。アニメを見ているだけだとなかなかここまで深く考えることはないのですが、実際に内容を知ってしまうと世界観が凄くわかるようになります。これからアニメを見ようを考えている方は是非見てください。
そしてこちらの考えに何かご意見ありましたらどしどしコメントをください。
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