【サムライ8】漫画家・大久保彰(おおくぼあきら)とは?代表作や岸本斉史との関係について

【サムライ8】漫画家・大久保彰(おおくぼあきら)とは?代表作や岸本斉史との関係について アニメ
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岸本斉史先生原作の「サムライ8 八丸伝」の作画を担当されている漫画家・大久保彰(読み方:おおくぼあきら)先生。 今まであまり表舞台に出てきてはいなかったようなんですが、どんな経歴を持っているんでしょうか?

SNSでも気になるけれど情報が出てこないとの声で溢れていました。 こちら色々と調べてみたところ、大久保彰先生は漫画家的にはほぼ無名だったと言ってもいいようですね。 今回はそんな大久保彰先生の経歴と実績・アシスタント歴、そして画力などについて迫りたいと思います!  

漫画家・大久保彰のWiki風プロフィール!

基本プロフィール

大久保彰先生のプロフィールをご紹介します。

生年月日 1980年3月11日(39歳)
出身地 埼玉県
漫画歴 小学1年生の時から
趣味 落書き・サッカー
取り柄 めげない
弱点 めんどくさがり
好きなマンガ ドラゴンボール・NARUTO

年齢は39歳と決して若くはないですね。 ベテランと言ってもいいかもしれません。 そして影響を受けた漫画としてNARUTOを挙げていますね! まさか好きなマンガ家の作画担当となるとは夢にも思ってもみなかったんじゃないでしょうか? 次の見出しから、大久保彰先生の経歴や実績についてもご紹介していきたいと思います。

経歴・実績は?

大久保彰さんの経歴について調べてみたところ、これまでに長期連載の経験は1度もないようです。 しかし、2度の読み切り掲載のみがあったことが分かりました。

  1. 週刊少年ジャンプ2005年40号 魔法使いムク
  2. 赤丸ジャンプ2005年冬 トトの剣

トトの剣についてはほぼ情報がありませんでしたが、当時の赤マルジャンプのレビューをしている方のコメントを見つけました。

★★☆☆ トトの剣:大久保彰 主人公が覚醒するところはありがちなようで新鮮だったかな。キメのコマはカッコよかった。主人公が生にしがみつくといのも良かった。遠景を多用していたけど線がまだ慣れてない感じがする。 出典 赤マルジャンプ感想~がんばれ未来のジャンプ作家

トトの剣についてはこれからに期待といった感想だったようですね。 長期連載へと至らなかったことからも突き抜けるほどの出来ではなかったようです。 魔法使いムクに関してはビジュアルも見つけることができました。

絵からもあまり大きなインパクトは感じないかなといった印象です。 しかし14年前の作品ですからね・・・今とは別物と思ってもいいくらいかもしれません。   ※追記 コメントで情報を頂きました。

ちなみにNARUTO16巻の新アシスタント紹介のページには、目がいい、サッカーが好き、何気に男前 みたいなことが書いてある

 

岸本斉史先生のNARUTOのアシスタントを9年経験

しかも大久保彰先生は、この年(2005年)からNARUTOの岸本斉史先生のアシスタントを務めているようなのです。 そのアシスタント歴はなんと9年。 2014年にNARUTOが連載終了するまでアシスタントとして岸本斉史先生の元で絵を描いていたことと思われます。 そしてNARUTOの連載終了から5年。 衝撃の「サムライ8 八丸伝」の発表となりました。 プロフィールでも自身の取り柄に「めげない」と挙げていますが、小学1年生から始めて39歳まで、長期連載が1本もなくとも漫画を描き続けたのですから、大久保彰先生の継続力は驚嘆に値しますね・・・!  

大久保彰の画力は?

ここで気になるのが大久保彰先生の画力。 サムライ8の予告動画にて漫画のカットが一部先行公開されています。

凄まじい画力ですよね。 14年前の作品とはまるで別物と感じます。

NARUTOがサムライ8の主人公・八丸を口寄せしているイラスト

しかも驚きなのが岸本斉史先生の絵にとても似ています。 この辺は9年アシスタントを務めたが故のものでしょう。 そしてさらに大久保彰先生の画力を裏打ちする情報が。 サムライ8の連載インタビューにて岸本斉史先生本人の口から大久保彰先生について語られています。

作画に大久保君を起用したのは、誰よりも僕が彼の絵でこのマンガを読みたいから。僕のアシスタントを9年間務めてくれましたが、絵が優しくて温かい。彼という才能を世に出したいがために、この連載を考えたと言ってもいいくらいです。大久保君の絵はもう僕を超えてますよ。こうして若い世代に追い抜かれていくことで、僕自身も成長できるのかなと思います。 出典 www.yomiuri.co.jp

岸本斉史先生は 大久保彰先生の画力は自分を超えている。 と発言しています。 これが何よりも大久保彰先生の画力を証明する証拠と言っていいでしょう。 発表当初こそ無名の大久保彰先生の画力が心配でしたが、先行公開カットや岸本斉史先生の発言を聞いた今、サムライ8の出来栄えが楽しみでなりません。  

岸本斉史はなぜサムライ8を作画しない?大久保彰が描いている理由についても

岸本斉史先生はなぜ新連載・サムライ8の作画をしないんでしょうか? ファンからも同様の疑問が寄せられています。

色々と調べてみたところいくつかの理由が判明しました。

【理由1】年齢的な問題

岸本斉史先生もかなり期間NARUTOを連載していたため、もはや漫画界の大御所で現在44歳です。 週刊連載が辛い年齢と言ってもさして違和感はありません。 実際にサムライ8の連載インタビューでも以下のように語っています。

「SFも好きなので侍ものとSFものの両方を描きたいなと思っていたんですが、年齢的にもそんなに作品をポンポン作るのは無理ですし『それだったら混ぜちゃえば一度に両方描けるな』って考えたんです。 (中略) 「週刊連載で絵まで自分で描くとなると、確実に締め切りを守れないというのがこれまでのデータからわかっていたんです」 出典 natalie.mu

やはり現在の年齢からいって、もうご自身の漫画家人生はそう長くはないとは思っているようですね。 後段の発言については、 でもNARUTOの頃は締め切り守れていたのでは? と思いましたが、もう今の歳では作画まで担当して週刊連載はもうキツイ。 逆にNARUTOの連載経験からそう思った、という部分もあるのかもしれません。 [quads id=4]

【理由2】次世代の漫画家を育てるため

依然からネットで有力だった説が、「次世代の漫画家に継承するため」ではないかとする説です。 岸本斉史先生の作品「NARUTO」では、「~代目火影」などに代表される、世代を超えて継承される力が各所に描かれています。

漫画には原作者の心の内が投影されることが多いですから、岸本斉史先生が現実でもNARUTO達のように次世代の漫画家を育てようと考えていても不思議ではないですよね。 そしてこの説は次の理由3を考察する中でより現実味を帯びました。

【理由3】作画担当・大久保彰の画力を信頼しているから

サムライ8の作画担当・大久保彰さんは、岸本先生自ら強く推薦されたという経緯があるそうです。

サムライ8の告知動画を見てもその画力は間違いなく一級品です。 さらに大久保彰さんはNARUTOで長年、岸本斉史先生のアシスタントを務められていたらしいんですね。 絵柄も確実に岸本先生に似ていますよね。 似せているのか、アシスタント経験で似てしまったのかは分かりませんが、どちらにせよ素晴らしい画力であることは間違いありません。 さらに岸本斉史先生が、サムライ8連載インタビューでズバリな発言をしていました。

素直には認めたくないんですけど、心の中で『負けたな』と感じるくらいに絵が上手くて。彼の絵が世に出るのなら原作に徹してもいいかなと思ったんです。『NARUTO』の連載時から『いつになるかわからないけど、僕がネームを描くから組んでやらない?』と声をかけていました」 出典 natalie.mu

なんと岸本斉史先生から声をかけていたんですね。 そして「彼の絵が世に出るのなら原作に徹してもいいかなと思った」と言わしめるほど。 つまり岸本斉史先生は大久保彰さんの画力を信頼し、次世代の漫画家として世に送り出すために原作に徹したようです。 考察の結果、作画をしない理由は①~③全てが合わさっての結論であったようです。 岸本斉史先生原作と、それを超える画力と言わしめる大久保彰さん作画の「サムライ8 八丸伝」。 もしかしたらNARUTOをも超える伝説の漫画になるかもしれません。  

ジャンプ読者の感想の声(追記)

サムライ8 八丸伝の記念すべき第1話がついにジャンプで掲載されました!

  気になる出来栄えと読者の感想ですが、SNSを見たところ絶賛の声がとても多かったですね!

岸本先生の作画かと錯覚するほどだったという意見が多数挙がっていました。   一方、多少ではありますが否定派の方もいらっしゃいました。

  • どうしても岸本先生の絵が見たい
  • どうせ作画を分けるなら画風を似せないで良い

という意見のようですね。

岸本先生の画風に似ているから良いと言っている人もいるので、こちらは難しいところですね。 あちらを立てればこちらが立たず。 しかし連載していく中でいい落とし所を見つけていく可能性もあります。 今後もサムライ8八丸伝の大久保先生の作画に期待大です!

まとめ

今回の記事の内容をまとめると、

  • 大久保彰先生の長期連載経験は無し。読み切りを2度掲載。
  • 岸本斉史先生の元で9年間アシスタントを務める
  • その間培った信頼関係と確かな画力により、岸本斉史先生からのオファーでサムライ8八丸伝の連載へと至った

でした。 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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