2020年夏の新作アニメとして放送および配信中の「Lapis Re:LiGHTs(ラピスリライツ)」第7話で見事にオルケストラデビューを果たした「シュガーポケッツ」のメンバー紹介も兼ねながら、アニメ版とコミック版の違いも紹介していきたいと思います。
「シュガーポケッツ」とは?
本作品の主人公ティアラが編入したフローラ女学院で活動している3人組の班(ユニット)です。
オタクギャルなラトゥーラ、「自称:子猫系魔女」のシャンペ、天才発明家で人見知りな性格のメタリーベリーによるポップでキュートな仲良し3人組です。
「シュガーポケッツ」メンバー紹介
まずは「シュガーポケッツ」のメンバー紹介から始めたいと思います。
ラトゥーラ
シュガーポケッツのリーダーです。
裕福な家に生まれたセレブギャルですが、父親からのシツケが厳しく、もらえるお小遣いがいつも少ないため、放課後はアルバイトに励んでいます。
ちなみに、そのギャル風な見た目とは裏腹に大の魔女オタクでもあるのです。
シャンペ
愛らしい見た目と甘え上手な性格で、主に年上の人達から可愛がられている少女です。
その可愛らしさを生かして、所属するキャバレー部ではナンバーワンの指名本数を誇ります。
それほどの愛されぶりを本人も自覚しており、フローラ学院内では“全校生徒の妹”を自称しております。
メアリーベリー
頭脳明晰な上にマジックアイテム作りに関しては天才的な腕前を持っております。
しかし極度の人見知りなため、普段は「ベリーボード」と呼ばれるマジックアイテムを使って会話していることの方が多いのです。
アニメ版ではティアラたちとお互いに助け合う関係に
第7話までの段階でいくつもの班(ユニット)メンバーたちと接してきたティアラですが、彼女たち「LiGHTs(ライツ)」と「シュガーポケッツ」は“お互いに助け合う者同士”という言葉が最も似合う関係性なのでは、ないでしょうか。
せっかくなので、これまでに彼女たちが助け合った経緯を辿ってみましょう。
ラトゥーラのおかげでロゼッタ発見!
ティアラがまだフローラ学院に編入してきたばかりの時期、寮でも幼馴染みのロゼッタと同室になれて喜ぶ一方で、授業が終わると行き先も言わずに出かけてしまうことが度々あり、心配になります。
他のメンバーたちも連れてマームケストルの街中にある飲食店に入ると、そこでバイト中のラトゥーラと遭遇します。
しかし、ダメ元で聞いてみると「裏の方で見かけた」という情報をもらえただけでなく、すぐ様に向かってみるとペットシッターのバイト中に逃げられたアヒルを必死に捜索中のロゼッタを発見出来たのです。
行方不明中のメアリーベリー捜索に協力
森の怪奇現象の調査(第5話〜第6話)に複数の班(ユニット)が向かい、ティアラたちも一足遅れて現場に到着したものの、メアリーベリーが行方不明になってしまい、皆で捜索中の状況でした。
それを知った「LiGHTs(ライツ)」も披露困憊のリネットと彼女の側につくロゼッタを除いた3人でメアリーベリーの捜索に協力します。
リネットを決意させるラトゥーラ
怪奇現象の時にラヴィが理事長室から勝手に地図を持ち出したペナルティとして大きくポイントをマイナスされて一気に落とされたティアラたちは、赤点や退学から逃れるために自分たちもオルケストラをやろうと宣言します。
この意見に皆が同意する中でリネットだけが自信を持てず、なかなか決意できずにいました。
それでも図書室の中で作詞作業を頑張る彼女を見かけたラトゥーラが声をかけると同時に背中を押してくれます。
ラトゥーラ「迷うってことはやってみたいと思っている自分もいるんじゃないの?」
そして、その後には伝説のユニット「RAY」に所属していた頃のクロエ理事長の名言まで真似して諭してくれます。
その結果、リネットもまた決意を固めたのです。
そう考えると「LiGHTs(ライツ)」がオルケストラを披露できるように導いてくれたのも彼女なのかもしれませんね。
正統派アイドル的な班(ユニット)
これまでの「super nova」(第2話)、「この花は乙女」(第4話)、「Ⅳ KLORE」(第6話)に続き、ラトゥーラたちの「シュガーポケッツ」も第7話でついにオルケストラデビューを果たしました!
ここからは、そんな彼女たちのオルケストラから「シュガーポケッツ」の特徴に迫っていきたいと思います。
街中の大人数の前でデビュー
本作品のオルケストラ(ライブ)は魔力を均等に分けて与えるために毎回違う場所で開催されていることが特徴です。
ただ「シュガーポケッツ」のオルケストラは街中の上に学院の生徒だけでなく、住民たちも観に来ており、かなりの大人数で行われます。
メアリーベリー「ふつつか者ですが、よろしくお願いします」
観客たちへの初々しい挨拶を済ますと同時にラトゥーラたちのステージが始まります。
楽曲・衣装ともに最も正統派アイドルに近い印象
ティアラたち(特にリネット)も期待しながら見守る中でラトゥーラたちによる持ち歌「わがままキャラメリゼ」が流れ始めます。
彼女たちを含めて、これまでにアニメ本編の中で流れた他の班(ユニット)の楽曲たちも欠かさず聴いて(観て)きたファンや視聴者なら気づいたと思いますが、個性的なわけでもなく、また独自性が強いわけでもなく、いたって“正統派なアイドルソング”という印象を受けたのです。
せっかくなので、この機会にこれまでにオルケストラを披露してくれた他の班(ユニット)の楽曲の傾向を簡単に振り返ってみましょう。
「super nova」 | スピーディなダンスナンバー |
「この花は乙女」 | 独自性の高い”和風ロック” |
「Ⅳ KLORE」 | ミステリアス感を強く表現したジャズ風サウンド |
こうして挙げてみると、それぞれの班(ユニット)が自分たちの長所や個性、または独自性を生かした楽曲で勝負していることが分かるかと思います。
これらに比べると「シュガーポケッツ」は個性にも独自性にも乏しく見えてしまうかもしれません。
しかし、多くの班(ユニット)が個性や独自性を強く表現している中で、こうした“正統派アイドル的な要素”こそがラトゥーラたちの持ち味であり、それこそが彼女たちが誇る個性のようにも思えます。
ちなみにラトゥーラたちがオルケストラ中に着用していたイエロー系カラーを基調とした衣装を見た時、真っ先に「マクロスF」のランカ・リーを彷彿してしまったのは私だけでしょうか・・・。
コミック版との違いも比較
テレビアニメが放送開始された時期に発売されたコミック版でも「シュガーポケッツ」がティアラたちと大きく関わりますが、そうした過程や内容はアニメ版とはかなり違っています。
コミック版の方ではエミリアたち「Ⅳ KLORE」との合同オルケストラという形でデビューしたティアラたちに感動したラトゥーラたちから声をかけてきます。
彼女たちも、その時のティアラたちの姿に感動したことによって自分たちとも合同オルケストラをやってほしいとお願いしてきますが、同じ時期にナデシコたち「この花は乙女」も同じ希望を申し出てくるのです。
その結果、3ユニットでの合同オルケストラという形でラトゥーラたちの願いも叶ったわけですが、お互いの班(ユニット)同士の信頼性においてはアニメ版の方が上かもしれませんね。
まとめ
今回はラトゥーラたちによって結成されている「シュガーポケッツ」のメンバー紹介をしながら楽曲性やティアラたちとの関係性に迫ってみました。
- ラトゥーラをリーダーに仲良し3人組で結成された班(ユニット)。
- ティアラたちとはお互いに助け合う関係性を築く。
- 楽曲・衣装とも本作品の中では最も”正統派アイドル的”な印象が強い。
ラトゥーラたちには今後もティアラたちが窮地に陥った時の助けになってほしいものですよね。
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