ハクション大魔王の元ネタはアラジンと魔法のランプ?どっちが先?

ハクション大魔王の元ネタはアラジンと魔法のランプ?どっちが先? アニメ
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ハクション大魔王はアラジンと魔法のランプが元ネタになっています。その根拠や証拠はなんなのか、アラジンと魔法のランプとの共通点もご説明します。

 

ハクション大魔王の元ネタはアラジンと魔法のランプ?

ハクション大魔王の元ネタは「アラジンと魔法のランプ」でしょうか。
私はかなり似ていると思っていますが、皆さまは?
さまざまなところから検証してみたいと思います。
似ているところやつながりを考えてみましょう。
まずは似ていると思われるところを書きだしました。

  • ランプをこすると魔法使いが出てくる
  • ハクション大魔王の服装がアラビアンナイト風
  • 魔法のランプという設定が同じ
  • 第1期の大魔王はムキムキのランプの魔神のような感じだった
  • アラジンと魔法のランプのWikiに関連項目にハクション大魔王がある

アラジンと魔法のランプのお話

まずはアラジンと魔法のランプがどんな話かご紹介します。

中国で母親と貧乏暮らしをしていたアラジンが叔父を騙るマグリブ出身の魔法使いにそそのかされて、穴倉の中にある魔法のランプを手にしたところから物語が始まる。
そのランプを擦ると魔神があらわれた。魔神はランプを擦った者の願いを叶える力があり、アラジンはその力を使って大金持ちになり、皇帝の娘と結婚する。
しかし、魔法使いは魔法のランプを奪い取り、アラジンの御殿ごと皇帝の娘をマグリブに連れて行ってしまう。だが、アラジンは指輪の魔神の力を借りるなどして、魔法使いから魔法のランプを取り返し、魔法使いを退治して再び御殿を元の場所に戻す

出典:「アラジンと魔法のランプ」 Wiki

ディズニー版や劇団四季のアラジンもこのお話がモチーフです。
知っている人も多いでしょう。
子供の絵本にもありますよ。
子供たちも大好きなお話。
勧善懲悪のすっきりするサクセスストーリーではないでしょうか。

ランプをこすると魔法使いがでてくる

ランプをこすると魔法使いがでてくる

出典:「ハクション大魔王2020」公式HP

確かにこの部分も似ていますね。
魔神となっていますが、魔法使いととってよいでしょう。
ハクション大魔王もアクビもプゥータも魔法使いです。
しかし、違うのはくしゃみやアクビ、おならで出てくるところ。
このあたりはタツノコプロで面白おかしく考えたのではないでしょうか。
第1期は1969年なのでくしゃみやアクビなどはあまり人前でやってはいけないと厳しくしつけられていた頃。
そんなときにあえてくしゃみで出てくるということをやってみたのかもしれません。
ハクションというニュアンスも面白いです。
アクビも音は出ないのですが、余り人前ではできないもの。
それをあえて使ったのではないでしょうか。
こするだけでは面白くないので・・。
プゥータは2020年からなので、より面白くするための手段と考えられます。

ハクション大魔王の服装がアラビアンナイト風

https://twitter.com/hakushon_ytv/status/1271664993604255745

 

ご覧のように大魔王はアラブ風の服装です。
アクビちゃんもアラジンのジャスミン姫のようなカラフルな服装。
いつもかわいいですよね。
プゥータは赤ちゃんなのでわかりませんが、魔法の世界ではやはりアラブっぽいでしょう。
因みに言葉は日本語ですが、魔法の呪文もあちら風です。

  • 大魔王:アラビンドビン ハゲチャビン
  • アクビ:アラピンカラピン スカピーン
  • プゥータ:アラプンスカプン プリプリプーン

あちらっぽい言葉です。

 

魔法のランプという設定が同じ

確かに魔法のランプという設定は同じです。
ただ、違うのは時代設定でしょう。
アラビアンナイトは貧乏で夢をもった青年のアラジンがランプを拾います。
ハクション大魔王はまあそこそこの家の平凡な子供のカンちゃんがランプを見つけます。
でも、そこから魔法使いが願いを叶えるというのは似ているでしょう。
そして魔法使いは男性です。

大魔王はムキムキのランプの魔神のような感じだった

第1期の大魔王はムキムキのランプの魔神のような感じだった

出典:「ハクション大魔王2020」公式HP

正確には放送前の想定段階がアラジンと魔法のランプの魔神のようなムキムキした大魔王だったようです。
ということはやはり、タツノコプロでは「アラビアンナイト」を意識していたのではないでしょうか。
第1期は確かにムキムキな男性というよりも、ずんぐり太った梨体型のおじさん魔法使いという感じのハクション大魔王でした。
第2期の2020年版では魔法の世界では、スリムでかっこいいダンディーなオジサマ。
しかし、人間界に入るとずんぐりむっくりの大魔王になります。
魔法の世界は人間の世界とは違う風貌になるようです。
だとしたら魔法の世界に行ってみたくなりますね。

 

ハクション大魔王とアラジンと魔法のランプはどっちが先?

実は「アラジンと魔法のランプ」につい書いてあるWikiにある関連項目にハクション大魔王という記述があるのです。

ハクション大魔王 -「アラジンと魔法のランプ」をモチーフにした、日本のテレビアニメ。

出典:「アラジンと魔法のランプ」 Wikipedia

こう書いてあれば、やはり「アラジンと魔法のランプ」はハクション大魔王の元なのでしょう。
ハクション大魔王はかなりスケールが大きい話ということになります。
なんたってアラブの世界ですから夢が広がるでしょう。

 

原作者は漫画家吉田竜夫

ハクション大魔王の原作者はタツノコプロの創始者で漫画家の吉田竜夫です。
原作者についてちょっとご紹介しますと、吉田竜夫さんは1932年の生まれで戦後まもなく両親を亡くしています。
タツノコプロは弟の吉田健二と九里一平の三兄弟で設立。
子煩悩で優しい人だったそうで、こんなところはハクション大魔王に似ています。
子供が職場をうろついても決して叱らなかったそうです。
プゥータを叱らない大魔王のよう。
口癖が「世界の子供たちに夢を」ということでした。
そのため「アラジンと魔法のランプ」という夢のある話をモチーフにしたのではないでしょうか。
タツノコプロで吉田竜夫が原作の作品はハクション大魔王の他にも「みなしごハッチ」や「科学忍者隊ガッチャマンシリーズ」などあります。

 

空飛ぶじゅうたん

出典:「ハクション大魔王2020」公式HP

お話の「アラジンと魔法のランプ」に空飛ぶじゅうたんが出てきます。
ディズニー版や劇団四季版ではしばしば登場するでしょう。
そしてハクション大魔王でも空飛ぶじゅうたんは重要な役割。
竜夫さんも子供に夢を与えるアイテムとして、このじゅうたんを考えたのかもしれません。
確かに乗ってみたいですよね。
私は劇団四季の「アラジン」が大好きですが、空飛ぶじゅうたんのシーンは特に楽しいと思います。
ディズニー版も「ホールニューワールド」の音楽とともに舞うように飛ぶじゅうたんがすてきです。
ハクション大魔王の場合、優雅ではないけれども楽しそう。
よく一緒に乗っているカンちゃんがうらやましくなります。
2020年版では空飛ぶじゅうたんに目と口が描かれ、しゃべったり動いたりするのも面白いです。
1969年版では結構ぞんざいな扱いを受けていました。
いかだの代わりやブル公をぐるぐる巻きにするなど。
今回はじゅうたんにも意志があるから、そんなひどい扱いはできないでしょう。
じゅうたんに叱られそうです。
そんなじゅうたんとの関わりも楽しみなハクション大魔王でしょう。

 

ハクション大魔王はアラジンと魔法のランプをモチーフにした作品

「アラジンと魔法のランプ」というお話はハクション大魔王のモチーフでした。
似ているところも違っているところもありますが、大まかには似ています。
タツノコプロの創始者の吉田竜夫さんは世界のこどもに夢を与えたいという思いが強かったので、こうした夢のような話を元にハクション大魔王を考えたのかもしれません。
そのために服装などもアラビア風になっている大魔王一家です。

原作者の吉田竜夫さんはすでにお亡くなりになっていますが、2020年まで続いているロングセラーになったハクション大魔王を見守ってくれているにちがいないです。

これからも、ハクション大魔王やアクビちゃん、プゥータを応援したいものでしょう。

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