2020年夏の新作アニメとして放送および配信開始中の「ド級編隊エグゼロス」もあっという間にクライマックス突入となりましたね。
アニメ版では第1期のラスボス的存在となる、キセイ蟲の総帥である女王の正体や能力に迫ってみたいと思います。
女王の正体と生活が判明
まずはキセイ蟲女王の正体や生活が判明するまでの過程を辿っていきたいと思います。
エグゼロス突然の解散!
第9話〜第10話にかけてのトーキョー支部との共闘や秋葉原巡りでお互いの絆が深まったように思えたのも束の間・・・第11話では烈人の叔父である課長が逮捕されて突然の「エグゼロス解散」を言い渡されてしまいます!
政治家になりすましていた女王
突然のエグゼロス解散に対して自分たちの目標や居場所を失ったかのように見えた烈人たちですが、メンバーたちの熱意はまだ完全に消えたわけでなく、皆がまだ自分のエグゼロスを身につけたままであることが分かったことで少し安心します。
そんな中で出てきたのが新知事として選ばれた女性・岩津ちがなの存在でした。
ちなみに課長がいきなり逮捕された理由も、「この新知事が新しく定めた条例に違反していたから」というものでしたが・・・
チャチャ「この人間・・・ちょっと気になることがあるのだ」
街に貼られている岩津ちがなの選挙用ポスターを見た途端に反応したチャチャに対し、烈人は以前の戦いで知った“キセイ蟲の擬態化”を思い出します。
この時に烈人が浮かんだ一例とは「この新知事の姿になり変わったキセイ蟲が課長を逮捕させて、エグゼロスを解散させるように仕組んだのでは?」というものでした。
烈人「この人に会えば分かる!」
そう思い立った途端、帰宅する岩津ちがなの後を尾行して辿り着いたのは人気のない山奥に建てられていた1軒の豪邸でした。
ここでまずは宅配人の姿に擬態化したチャチャが先に潜入する作戦を取りますが、それが仇となってしまいます。
インターホンを押すとすぐに岩津ちがなが出てくると同時にチャチャの姿を見るなり自宅へと引き入れてしまうのです。
彼女を救うため、すぐに烈人たちも潜入しますが、そこで待っていたのは帰ってきてくれた愛娘を抱きしめて溺愛する母親の姿でした・・・。
岩津ちがな「愛しの我が娘よー!それに、こんなにいい土産も用意してくれたなんて嬉しいわ」
百花「なあ、今チャチャのことを『我が娘』って・・・」
そんな岩津ちがなの行為や台詞に対して烈人たちも確信します。
この新知事の女性に擬態化したキセイ蟲こそがチャチャの母親でもある女性なのです!
娘との再会から危機に!
この新知事の女性がキセイ蟲の女性であることが発覚した途端に烈人が”H(エ)ネルギー”を解放して渾身の一撃を放ちますが、女王の方は目にも映らない程の速さで避けてチャチャを連れ去ると同時に、エグゼロスのメンバーたちを部屋に閉じ込めてしまいます。
この部屋は”H(エ)ネルギー”では壊せない「耐Hネ素材」で作られていることを告げられて完全に監禁されてしまうのです。
女王の桁違いな能力と強さ
サイタマ支部の中では「禁断」とされている方法を実行し、何とか部屋の壁を打ち破って再び女王の前に辿り着いた烈人たちですが、これがキッカケでこれまでに戦ってきた女王の桁違いな能力と強さを見せられる展開となります。
攻撃を全く受けつけない防御力
女王が愛娘に対して豪華な食事でもてなしている最中に壁を破った烈人たちが現れます。
女王「これは少しお仕置きが必要みたいね」
烈人「それはこっちの台詞だ!」
女王から放たれてくる威圧感にも屈せずに攻撃を仕掛けますが、宙の「天空の閃光(ソーラーレイ)を始めとして雲母と百花による渾身の力を込めた同時に攻撃を食らってもダメージを全く受けている様子がありません。
ここまでに見せてきた速さと防御力だけでも女王がこれまでに戦ってきたキセイ蟲たちとは桁違いな強さであることが実感できると思います。
女王の奥の手は生物兵器
このまま戦い続けても女王の勝利は確実と思われた矢先、彼女は自分にとっての奥の手となる生物兵器を呼び出します!
女王が呼び出したのはキセイ蟲の先祖が創造したと言われている「快楽生成獣ラヴ・クラフター」という大タコの形状をした巨大な化け物です。
女王でさえも制御不能とされている危険な生物兵器に後を任せて自分だけ逃げ去ってしまいます。
そして百花・宙・舞姫の3人がラヴ・クラフターの足に掴まれてしまうものの、この場は彼女たちが食い止め、その間に雲母と烈人の2人で逃げた女王を追っていく形で別行動が始まります。
女王の真の能力も判明!
女王を追うべく、さらに山奥へと走り続ける中で雲母に気づかれないように背後に接近すると同時に首に噛みついてきます。
女王「私の能力はね・・・全てのキセイ蟲を意のままに操れるのよ」
しかし、それは自分が噛みついたことにより自分の血を与えた人間に対しても同じであると言うのです。
それ即ち全てのキセイ蟲と自分の血を与えた人間を操れてしまうことであり、これこそが女王の真の能力だったのです!
ちなみに雲母の場合は自分と黒雲母が入れ替わってしまい、烈人を容赦なく誘惑するようになってしまいます。
それでも堪えきれた烈人からの言葉で雲母も我に返って体制を立て直すのでした。
女王と決着、その後は・・・?
何とか体勢を立て直して反撃に出ようとする烈人と雲母ですが・・・女王の方も、ついに本気の力を出して襲いかかってきます!
女王へのトドメの一撃!
烈人からの強い愛のおかげで女王にかけられた能力から解放された雲母・・・
女王「よくも私の食事の邪魔をしてくれちゃって・・・これで終わりにしてあげる!」
自分の能力を破られた上に2人の”H(エ)ネルギー”を得られなかった女王の怒りが頂点に達したと同時に本性を表します。
下半身だけが先ほど自分で呼び出した生物兵器と同じ形状の大タコのような足を多く出しながら巨大化していきます。
烈人「この感じ、思い出すよな・・・」
雲母「初めて戦った日のこと・・・」
2人はお互いの手をつなぎながら、これまでのことを思い返します。
そして手を取り合ったまま、“結合H(エ)ネルギー”を解放しての渾身の拳が女王を見事に貫きました!
2人の会話にもあるように第1話で出現したキセイ蟲も今の女王と似た形状をしており、あの時も2人で力を合わせて倒したのですが・・・まさに“始まりと終わりは同じ”であり、これによって2人は過去の悲劇やキセイ蟲との戦いにケリをつけたつもりでしたが、そうはいかないのです!
決着、そして新たな戦いの幕開け?
見事に女王との最終決戦に勝利した雲母と烈人ですが、2人の”結合H(エ)ネルギー”解放による渾身の一撃を受けた女王はまだ生きていました。
女王「初めてよ、こんな”H(エ)ネルギー”を受けたのは・・・惚れたわ!」
先ほどまでの怒りは完全になくなっており、自分を負かしたエグゼロスの存在に好意すら抱くようになってしまいます。
さらに急展開と言わんばかりに、そこに雲母たちと同じエグゼロスを身につけたメイド姿の少女が現れます。
彼女の名は「宵月曙」・・・女王とは既に知り合いの様子でしたが、力を使い果たして全身が縮んでしまった状態で、この少女に連れ去られてしまうのです。
連れ去られた場所でも力の消耗が激しかったために眠り続けておりましたが、女王がそうして眠っている間にも宵月曙と彼女を指揮する者により、また新たな陰謀が企だてられようとしているのでした。
まとめ
今回はアニメ第1期のラスボスとなる可能性が高いキセイ蟲の女王について紹介しました。
- 全てのキセイ蟲たちを束ねるボス的存在。
- 新知事の女性の姿に擬態化していたと同時に新しい条例を制定することでエグゼロスを解散させようと企んだ。
- 異端児なために閉じ込めておきながらも本心では娘のチャチャを溺愛していた。
- これまでに登場してきたキセイ蟲たちとは桁違いな速さと防御力を誇る。
- 真の能力は全てのキセイ蟲や自分の血を与えた人間を意のままに操ること。
- 最終的には雲母と烈人の”結合H(エ)ネルギー”の前に敗れ、その後は力の消耗により眠り続ける。
しかし、この女王を倒しただけでは平和にはならず、新たな敵の存在が現れてしまうため、烈人たちの戦いは更に過酷なものとなっていくでしょう。
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