2020年夏の新作アニメとして放送および配信中の「Lapis Re:LiGHTs(ラピスリライツ)」第4話でティアラたちと大きく絡んだ「この花は乙女」メンバー紹介も兼ねながら、彼女たちの今後の展開も考察していきたいと思います。
「この花は乙女」とは?
本作品の主人公ティアラが編入したフローラ女学院でヤマト(現実世界で言う所の日本)からやってきた三姉妹で結成された班(ユニット)です。
学院内でのオルケストラでも、リーダーであるナデシコが愛する“ろっくんろーる”にヤマトの音楽を取り入れた“和風ろっく”で舞い踊ります。
「この花は乙女」メンバー紹介
まずは「この花は乙女」(今後は「この花」と表記します)のメンバー紹介から始めたいと思います。
ナデシコ
「この花」のリーダーであり、ヤマトからやって来た三姉妹の次女にあたる大和撫子ですが、少し天然気味な性質です・・・。
異国の文化である”ろっく”(現実世界で言うところのロック音楽ですね)が大のお気に入りであり、第4話でも初対面のティアラに対して「ろっくんろー♫」と元気に挨拶しておりました。
ツバキ
三姉妹の長女で外見は清楚でおしとやかな印象に見えますが、他人をからかって遊ぶことが大好きな上に妹たちの物を取って追われることに喜びを感じてしまう少し変わった性格の持ち主です。
妹たちを溺愛するあまり、三女のカエデからは「シスコンの変態さん」とまで言われてしまっております。
カエデ
三姉妹の三女で末っ子ながらも1番のしっかり者であり、班(ユニット)の中ではツッコミ役を担当しています。
自分の姉たちが変わり者なため、頼りになる年上の女性に対する憧れを強く持っています。
占い研究会に所属するほどの占いマニアでもあったりします。
アニメ版ではティアラたちと最も友好関係が深い班(ユニット)
メンバー紹介の後にはさっそく「この花」の独自性に・・・と迫りたいところですが、その前にティアラとの交友関係や三姉妹の絆においても振り返っておきたいと思います。
部活見学から始まる交友関係
アニメ版でのティアラの「この花」との交友関係は第4話で占いショップ前でのカエデやナデシコとの出会いから始まります。
そしてカエデが所属している占い研究会を始めとして、いくつもの部活を一緒に見学して回るうちに親しくなっていくのですが、そんな矢先に「この花」メンバー内による音楽性の違いや意見の違いによってカエデが飛び出してしまいます。
帰り辛くなってしまったカエデを保護してくれたのもまたティアラであり、この晩は自分の部屋へ連れて行って休ませますが、本当の事件は翌朝に発生してしまうのです!
起きたばかりのティアラとカエデにツバキがナデシコの置き手紙を持ってきます。
内容は「奇石を取るため森に行ってくる」というものでした。
ナデシコはカエデのために奇石を取りに行くため、1人で森へと入ってしまいます。
カエデたちもすぐ捜索に向かいますが、この時のメンバーはツバキ・カエデ・ティアラ、そして「Ⅳ KLORE」のサルサも加わった4人でした。
この森の中では魔獣も生息しており、さっそく襲われてしまいますが・・・サルサが渾身の一撃を込めた拳一発で遥か彼方へと吹き飛ばしてくれます。
ちなみにサルサはカエデと仲良しであり、サルサの方もカエデのためにナデシコ捜索に協力してくれていたことが判明します。
ナデシコ救出によって友情関係は更に固いものに?
森の捜索や魔獣も退けた結果、崖の枝に掴まっているナデシコを発見します。
そんな姉の危機を見たカエデはすぐに自分の式神を使って助けに向かい、何とかお互いの手を取り合えたのも束の間・・・あと一歩のところでナデシコが掴まっていた木の枝が折れて2人一緒に落とされてしまいます!
これで本当に終わりと絶望しかけた瞬間、ティアラがかけた魔法により間一髪で助かったのです!
助かったナデシコがティアラやサルサに深々と頭を下げてお礼した後、カエデと向き合おうとします。
ナデシコ「ごめんなさい。どうしても、あなたと仲直りがしたくて・・・」
そう言いながらカエデが欲しがっていた奇石を渡し、今度はそれを渡されたカエデの方が涙を流しながら自分の本当の気持ちを話します。
カエデ「カエデも仲直りがしたかったです!」
そして自分がヤマトの楽曲に”ろっく”を取り入れることが本当に上手くいくのか否か不安で仕方なかったと言います。
そんなカエデの思いを聞いたナデシコの方も本心では不安であることを明かしますが・・・
ナデシコ「それでも、まだ誰も歩いたことのない未踏の道を行きたいのです!カエデやツバキお姉様と一緒に・・・」
本当はお互いに仲直りしたかった姉妹・・・そして自分たちの気持ちを打ち解け合うことによって三姉妹の絆が本当の意味で深まった瞬間と言えるでしょう。
さらに彼女たちにとってはそんな危機から自分たちの生命を救ってくれたティアラとサルサには感謝の言葉しかなく、違う班(ユニット)でありながらもお互いに“良き友人”として認め合うことが出来たと思います。
本作品の中では最も独自性が高い班(ユニット)
森林の崖でのナデシコ救出劇の後も「この花」の活躍はまだ終わりません。
この夜にはやっと和解できた彼女たちによる「新曲お披露目会」も兼ねてのオルケストラが披露されます。
まずは衣装の独自性をチェック
アニメ版ではユエ率いるトップユニット「super nova」(第2話)に続いてオルケストラを披露してくれた「この花」ですが、この三姉妹がステージに上がった時点で観客席から見ているティアラたちだけでなく視聴者側にとって真っ先に目についたのは他の班(ユニット)とは明らかに異なるタイプの衣装だったのではないでしょうか。
彼女たちの出身国ヤマト(日本)の伝統衣装である着物をダンスしやすいように大胆にアレンジされたデザインが特徴的です。
まさに日本ロックとダンスの融合!
ついに「この花」の新曲がアニメ本編の中で流れ始めたと同時にナデシコたちもまた颯爽と踊りながら歌い始めます。
この三姉妹のオルケストラで流れた新曲の曲調にも注目していただきたいのですが、音の主体がヤマト(日本)独自の”和風ロック”であることです。
”和風ロック”の音自体がティアラやユエたちのユニットでは真似できないことである以前に発想すら湧かなかったはずです。
さらにロック調のスピード感あるでメロディーを流して歌う姿はまさにナデシコが目指していた”ろっく”であり、彼女の“ろっくんろーる愛”が伊達じゃないことを理解できるオルケストラだったと思います。
ナデシコたちはコミック版でも大活躍!
他の班(ユニット)にはない独自性を披露してくれた「この花は乙女」ですが、コミック版の方でもティアラたちと良き友人関係を築きます。
先に開催された「Ⅳ KLORE」との勝負も兼ねての合同オルケストラに心を打たれたナデシコたちが自分たちとも一緒にステージで歌ってほしいとお願いしてくるのです。
ナデシコ「『LiGHTs(ライツ)』の皆様には“ろっく”です!『Ⅳ KLORE』とのステージで見せた革新的なセッション、既成の概念を壊すパワー!」
そう叫びながら“ろっく”こそ「LiGHTs(ライツ)」のステージや音楽性に相応しいと豪語するのです。
こちらのコミック版では三姉妹による決裂はなかったものの、その代わりに同じく「LiGHTs(ライツ)」との合同オルケストラを希望する「シュガーポケッツ」と「LiGHTs(ライツ)との合同オルケストラを賭けた勝負」を繰り広げます。
着物や茶などヤマト(日本)独自の文化でアピールしたものの、勝負の結果は引き分けとされてティアラからの提案によって3つの班(ユニット)での合同オルケストラとなったのです!
出番や活躍ぶりにおいては少し短かったものの、ナデシコの“ろっく愛”はアニメ版にも引けを取らなかったはずです。
まとめ
今回はヤマト(日本)からフローラ女学院に留学してきた三姉妹によって結成された「この花は乙女」のメンバー紹介や独自性について迫ってみました。
- 三姉妹はヤマトの”ろっく”の素晴らしさを世界に伝えるためにフローラ女学院に留学してきた。
- 本作品の中では最も独自性が強い班(ユニット)
- アニメ版とコミック版、両方において順調にオルケストラを披露した!
- 今後もティアラたちとは良き友人同士として活動を続けていく可能性が高い。
ナデシコの”ろっく愛”を忘れず、これからも独自性に富んだ衣装や楽曲で走り続けてほしいものですね!
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