2020年夏の新作アニメとして放送および配信中の「Lapis Re:LiGHTs(ラピスリライツ)」ですが、今回はこれまでに放送されてきた本編を振り返りながら主人公ティアラのキャラ性および今後の展開を考察していきたいとおもいます。
ラピスリライツ(ラピライ)のメンバー紹介は以下の記事をご覧ください。
ティアラのキャラクター性を紹介
まずは本作品の主人公ティアラのキャラクター性を紹介していきます。
編入生ながらも第2のムードメーカー
本作品のティアラは可愛くおしとやかなイメージの強い外見とは裏腹に、かなり元気な女の子です。
物語りの舞台であるフローラ学院では理事長であるクロエから幼馴染ロゼッタの所属している班(歌姫ユニット)の「LiGHTs(ライツ)」に入ることを命じられて加入します。
ロゼッタ以外のメンバーであるラヴィやアシュレイ、リネットとはここで初対面となりますが、持ち前の笑顔と元気さで人見知りなどせず、すぐに打ち解けるのでした。
編入早々に幼馴染のロゼッタと再会出来た上に彼女が所属している班にも入れて、いきなり順風満帆なように見えたのも束の間、メンバー全員揃って食堂で夕食を摂っている最中に衝撃的な事実を聞かされます。
フローラ学院では成績順に3つのランクに分けられるシステムを取り入れられております。
上から順に・・・
- ノワール
- ルージュ
- ラピス
そして食事や入浴の順番も、最上ランク位置している班の生徒たちが最も早い順番に使用できるようになっているのです。
ティアラ「それで私たちが・・・」
ラヴィ「最低ランクのラピス!」
ティアラ「でも食堂やお風呂の順番ぐらいだったら別に・・・」
ラヴィ「それはそうなんだけど〜・・・」
リネット「私たち前期で赤点取っちゃったんです」
そしてアシュレイからも気まずそうに説明が始まりますが「LiGHTs(ライツ)」においては今期も赤点だった場合、メンバー全員が退学処分とされてしまうのです!
編入早々に退学の危機を迎えることになろうとは、本人にとってもあまりにも予想外であり、始めは驚かされたものの、すぐに前向きに変わって奮闘を始めます。
ティアラ「とにかくポイントを稼げば退学にならないんだよね」
そうしてメンバーを引っ張っていくティアラは放課後も勉強会も開く提案もしております。
“元気さ”だけで言うなら、ティアラが編入する前から「LiGHTs(ライツ)」に加入しているラヴィも彼女に負けない程の元気さを持ってはいるものの、ラヴィの場合はメンバー随一の勉強嫌いな性格もあるため、退学の危機に直面している現状でも“勉強会”の提案は出してなかったですからね。
こうしてみると、ティアラはラヴィに続く2人目のムードメーカーと呼べるのかもしれません。
学院内では隠す姉との確執
学院内や班の中ではムードメーカー的存在となったティアラですが、幼少期は病弱な体質でベッドで寝込んでいることも多かったのです。
そんな彼女を癒してくれたのが、姉・エリザが側に寄り添って自分の歌を聴かせてくれていたのですが、これがキッカケで魔女(本作品では魔法を発動させながら歌唱活動や魔獣退治を行う女性を、こう呼んでいます)になるため、フローラ学院への編入を決意しました。
しかし年月を経て成長すると、姉からは魔女を目指すことやフローラ学院への編入を強く反対されてしまいます。
それでも一人前の魔女を目指し、姉からの反対すら押し切って家を出て行ってしまうのですが、実はティアラは世界的にも有名なウェールランドの第二王女だったのです!
それでも憧れの存在である姉からの反対を押し切って一人前の魔女を目指そうといるのも何とも皮肉な話でもあるんですけどね・・・。
第1話でフローラ学院に入った矢先に幼馴染のロゼッタと再会しますが、この時だけでなく学生寮でルームメイトとなった時にも自分の身分を明かさないように強くお願いするのです。
ティアラ「敬語も王女もなし!皆には変に気を使ってほしくないの」
このフローラ学院では王女としてでなく、あくまでも皆と同じ1人の生徒として頑張っていきたい意思が強く表現されている場面でした。
トップシンガーとは気まずい関係
ロゼッタによる学院案内が終わってから戻ると同時に食堂で生徒たちが楽しそうに食事している光景を見ると同時に自分も入ってみようとした矢先、学院内でトップに君臨している「super nova」のメンバーたちとぶつかりそうになります。
ティアラはそのリーダーであるユエから髪飾りのことを聞かれ、姉からもらった物であることを答えますが・・・
ユエ「まさか、アンタが・・・どいて!」
髪飾りのことを知った途端、ユエはティアラにだけ厳しい態度で接してきますが、これには”姉”が重要なキーワードであり、並々ならぬ理由もあったのです。
実はティアラの姉・エリザは本作品の中での伝説的ユニット「RAY」のリーダーに君臨していたほどの人物なのです。
この時点では数年前に解散してしまっているとされていますが、それでも現在の人々からは”憧れの存在”とされております。
これにより幼少期のティアラが姉から自分の歌を聴かせてもらってきた理由が理解できるものの、実はユエ自身にもまた、エリザとは深い関係を持っていたのです。
(この辺りに関しては、また別の機会に書いていきたいと思います)
ティアラの今後の活動を考察
ここからはティアラが今後、メンバーたちと一緒に辿っていく展開や立ちはだかってくるであろう最大の壁について考察していきます。
持ち前の歌唱力で周囲も魅了していくはず
第1話のロゼッタによる学院案内で高台に上がったティアラはマームケステルの街を見下ろしながら、自分の歌を口ずさみ始めます。
側にいるロゼッタを心地よくさせた歌声を学院内や街の人たちに本格的に披露できる機会はまだ少し先(遅ければ最終話目前の終盤あたり)になると思われますが、姉譲りの優しい歌声や歌唱力はユエにも決して負けてはいないはずです。
姉が最大の壁として立ちはだかる可能性も高い
アニメ本編も初期の山場を迎えようとしておりますが、ファンや視聴者からすれば今後はユエが率いる「super nova」と競い合う展開にも期待したいところでしょう。
確かにトップとして君臨している「super nova」に対しては、どの班にとっても最大のライバルであると同時に最も大きな壁として見えていると思います。
しかしティアラには「super nova」以上に大きな壁として最終的には姉・エリザが立ちはだかってきそうな予感も大きいのです。
そうした予想の理由は現時点では2つ挙げられます。
- OP曲の映像で本作品に登場する魔女キャラクターたちが次々と登場する中、ユエをも越えて最後に登場している。
- ティアラ自身もまた、反対してきた姉との確執に決着をつける必要もあるため。
それでも「LiGHTs(ライツ)」がまだ最低ランクにいる現状において最大の目標は「赤点や退学から免れる」ということなんですけどね・・・。
まとめ
今回は主人公ティアラのキャラクター性や今後の展開について考察してみました。
- 前向きな性格で「LiGHTs(ライツ)」のムードメーカーに!
- 姉譲りの歌唱力はユエにも負けていないはず!
- 最後には姉が最大の壁となって立ち塞がる可能性も高い。
元気で前向きなティアラには姉ともユエとも解り合ってハッピーエンドを迎えられることを願いたいですね。
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