2020年夏の新作アニメとして放送および配信中の「Lapis Re:LiGHTs(ラピスリライツ)」で亜人種による班(ユニット)「Ⅳ KLORE」を率いるリーダー・エミリアのキャラクター性および今後の展開を考察していきたいと思います。
エミリアのキャラクター性を紹介
まずは亜人種たちで結成されている「Ⅳ KLORE」のリーダーを務めるエミリアのキャラクター性を紹介していきます。
高飛車でスタイル抜群なサキュバス
美人なルックスと清楚な雰囲気に加え、スタイル抜群なサキュバスであるエミリアですが、そんな見た目とは裏腹にかなり高飛車な性格だったりします。
それでも、こうした長所について鼻にかけないところも彼女の良さであるのものの、コミック版の方では、彼女のメイドを務めているあるふぁの口から短所も含めながら、さりげなくバラされてしまっております・・・。
あるふぁ「ツンデレ・爆乳・サキュバスという属性大渋滞なお方です」
エミリア「勝手にフシダラなイメージ満載で紹介しないでくれる!?」
亜人種ユニットを率いるリーダーにも関わらず、幼少期からのメイドであると同時に今では同じ班(ユニット)のメンバー同士であるあるふぁからは、かなり良いようにイジられている一面も持ちます。
高飛車な中にも騎士道精神アリ!
エミリア率いる「Ⅳ KLORE」がティアラたちと本格的に絡み始めたのは第3話からであり、この回で壮絶なドッジボール勝負を繰り広げます。
勝負の前から「自分たちの勝利は確実」と冷静に勝利宣言しますが、それは決して過信でも自惚れでもなかったのです!
特に陸上部のエースも務めるサルサによる持ち前の怪力で放たれるボールは相手チームからすればマトモに受け止めることすら困難な剛球です。
それでもラヴィによる、あまりにも低レベルな作戦に引っかかり当たってしまったサルサに対して・・・
エミリア「油断した、あなたが悪い」
冷たい睨み1つで文句ばかりこぼすサルサを黙らせて外野へと向かわせたのです。
これもまた、普段は高飛車でも決める時は決める姿勢であり、「やる時はやる」の典型的な例なのではないでしょうか。
ドッジボール勝負の決着はティアラチームの惜敗という形で終わったものの、エミリアもまたティアラのかけた魔法によってボールに当たっていたのです。
それによって試合では自分たちが負かしたはずのティアラの実力をほのかに認め始めておりました。
エミリア「私から1点取ったのは、あなたが初めてよ」
大浴場でティアラたちが入っている大浴場に彼女たちも入ってきては、そう告げたのです。
ちなみにエミリアたち「Ⅳ KLORE」のランクもまた、あのトップに君臨しているユエたちと同じ最上位のノワールなのですが・・・これもまた、自分から点数を奪い取ったティアラへの敬意を評したいための行動だったのかもしれませんね。
サキュバス能力の最初の犠牲者はティアラ?
大浴場で和解し合うティアラとエミリア、その時にティアラの方がエミリアの手を握ってしまうことにより、彼女の“エナジードレイン”にかかってしまいますが、これこそがエミリアの持つ最大の能力だったのです。
触れた者の生気を吸いとってしまう“エナジードレイン”ですが、実はこの能力に対してはエミリア自身も制御不能であることが明かされます。
試合前にもロゼッタから注意されていたティアラでしたが、この時はもう勝負が終わった後であり、彼女自身も完全に気が抜けていたのでしょうね。
実はかなり怖がりな一面と器の大きさも!
高飛車さと気品さを併せ持つエミリアですが、実はかなり怖がりな性格でもあったのです。
第6話であるふぁやティアラと一緒に潜入した屋敷の中でアルテミスの仕掛けた罠やガーネットの壁抜けを見た途端、真っ先に悲鳴を上げて気絶してしまう姿が何度もありました。
そして気絶している間の表情がかなり滑稽でもあったわけですが、これもまたエミリアのギャグ顔を見られたレアな回と捉えることもできるかもしれません。
それでもガーネットの辛い事情を聞かされた後には、いつもの気品さを取り戻しながらフローラ女学院に復帰するように勧めるのです。
エミリア「あんた、うちの班(ユニット)に入りなさい!」
学院に復帰することで沢山の思い出を作りながら、多くの友達を作ることも出来ることを教えるのです。
確かにフローラ女学院にはエミリアたち亜人種も在学中な上、「幽霊は入学や復帰できない」という規則もありませんし、幽霊であるガーネットなら自分に触れても”エナジードレイン”によって生気を吸い取られてしまう心配もありませんからね・・・。
コミック版との違いも比較
テレビアニメが放送開始された時期に発売されたコミック版ではアニメ版とは異なり、ドッジボール勝負ではなく、合同オルケストラによる形でティアラたちに挑戦してきます。
ティアラの歌唱力をいち早く見抜く
コミック版でのティアラたち「LiGHTs(ライツ)」は学院内でなく路上ライブという形によって初オルケストラを実現させます。
理事長からは、そのことをキツく叱られたものの、彼女たちの路上ライブを密かに見て(聴いて)いたエミリアがティアラの歌唱力に目をつけていたのです。
それによって理事長からのお説教から解放されたティアラたちと接触する形で合同オルケストラによる勝負を条件つきで申し込んできますが、その条件内容とは・・・
エミリア「あたしたちが勝ったらティアラを引き抜かせてもらうわ!」
そう、これは“勝負”と称してのティアラを自分たちの班(ユニット)に引き入れるための策略だったのです!
オルケストラ勝負でもティアラの存在を認めてくれる存在に
そして始まった合同オルケストラによる勝負ですが、まさかの同点という結果で終わります。
エミリア「やっぱりアンタ、ただの新人じゃなかったわね!」
コミック版での合同オルケストラ勝負ではエミリアの方からティアラの手を握ってきて友好の握手を交わしてきます。
(この時はアニメ版と違い、手を触れたティアラの生気が吸い取られてしまうことはありませんでした)
こうして比べてみると、アニメ版(ドッジボール勝負)でもコミック版(合同オルケストラ)でも、勝負の内容や結果はそれぞれ違っていながらも「ティアラの実力を素直に受け止めて認めてくれた存在」であることに変わりはないですね!
エミリアの今後を考察
これまでのドッジボール勝負に加えて、ガーネットの加入を経たエミリアですが、自分たちのメンバー以外で最後まで立ち会ってくれたのはティアラだけでした。
(その後のエンディング時で披露したオルケストラでは他のキャラクターたちもおりましたが・・・)
自分たちが最上位ランクに位置していても、退学の危機に直面しているティアラたちも差別することなく受け入れてくれたのは、彼女の実力を認めたこともあるのでしょうが、これもまたエミリア自身による”器の大きさ”なのかもしれませんね。
確かにお互い違う班(ユニット)である以上、ライバル関係であることに変わりはありませんが、それでもティアラたちとは今後も「良きライバルであると同時に友人同士」の姿勢で接してくれるのでは、ないでしょうか。
(この辺は人気スポーツ漫画「キャプテン翼」や「スラムダンク」でよく見られたようなライバル関係を思い返してみると解り易いかもしれませんね)
まとめ
今回は亜人種ユニット「Ⅳ KLORE」を率いるリーダー・エミリアのキャラクター性の紹介や今後について考察してみました。
- 美貌と気品さに加え、抜群なスタイルまで持つサキュバス。
- 高飛車な性格の中にも騎士道精神もアリ!
- 実はかなり怖がりな性格であることも判明。
- 今後もティアラたちの良きライバルとして関係が続いていく可能性が高い!
今後もティアラたちの良きライバルかつ、良き仲間の関係を保ってほしいものですよね。
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